より気軽に楽しめる普及の名作。逆転裁判!
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一度観た映画や、一度観たマンガを見返したくなる時ってあるだろ?
ゲームでもそう思うときがある。
でもゲームの場合、ハードウェアが時代遅れになってて遊べないなんてことがあり得る。
押入れの奥深くにしまっちゃってたり、●ックオフに売り飛ばしちゃってたりして。
ファッ●オフ。
遊びたいときに遊べない、そんな困った環境が訪れて欲しくない名作ゲームがある。
逆転裁判は間違いなくそこまでの名作ゲームだろう。
説明不要か?
逆転裁判は、裁判をモチーフにした推理サスペンスアドベンチャーだ。
プレイヤーは主人公の弁護士、成歩堂龍一となり、数々の裁判を担当する。
事件はどれも被疑者不利な状況。
その不利な状況を跳ね返す…すなわち、逆転!することが本作品の醍醐味だ。
操作は説明不要なくらい簡単。
画面上のコマンドやアイテムを直接タップするだけ。
逆転裁判のおもしろさのポイントは三つ。
ひとつめはシナリオ。推理もののアドベンチャーゲームは、シナリオがクソだと全部クソになっちまう。
が、本作品のシナリオはよく練られている。
ミステリファンがプレイしたとしてもおもしろい。
また、しばらくして再プレイしても、おもしろい。
おもしろいミステリがそうであるように。
伏線などに気付くおもしろみがあるからだ。
ふたつめはキャラの演出。
キャラクターが個性豊かなのはもちろんだが、相手の嘘を暴"き、形成逆転したときの演出が見事だ。
キャラの本性があらわになるアニメーションも素晴らしい。
何より音楽が、盛り上げてくれる。
最後に、謎の解かせ方。
ミステリと推理ものアドベンチャーゲーム最大の違い。
プレイヤー自身が謎を解かなければ、話が先に進まないこと。
したがって、たとえ謎解きが苦手な人だとしても、謎が解けるように誘導してやる必要がある。
謎とは、明白な情報、曖昧な情報、不明な情報が複数入り混じることによって、全体像がわかりづらくなった状態だ。
謎解きが苦手な人は、何が明白で、何が曖昧なのか整理することが苦手だ。
だから、今考えるべきテーマを特定できず、謎をとけなくなってしまう。
逆転裁判は、実に秀逸な手法で、この問題を回避している。
今考えるべきテーマは常に明示され、選択肢の中から正解を当てるという作りになっているのだ。
つまり、クイズと同じ手法。
そして、今出ている問題のヒントは、必ず提示されている。
それでいて、選択肢自体は、セリフのパートだったり、証拠品であったり。
選択肢以外のものに見かけが変わっている。
だから、単なるクイズじゃねーか、と冷めることがない。
ヒット作なので既にプレイ済みの人も多いと思うが、是非伏線の張り方や謎の解かせ方などに注目しながら、再プレイして欲しい。
新しいおもしろさに気づけるはずだ。
なお、値段は安いが、物語が追加配信であることに注意!!
基本情報
タイトル
逆転裁判
デベロッパー
CAPCOM Co.,Ltd