これぞお化け屋敷的ゲーム!怖さのために構築された「脱出ゲーム:呪巣-怨ノ章-」

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ホラーものの脱出ゲーム/というのは結構多いんだけど、ホラーと脱出ゲームは、実はそんなに相性がよくないように思う。

というのも、やっぱりホラーはホラー演出で怖がりたい。

でも、謎解きが凝っていると途中行き詰ってしまうこともあるからだ。

行き詰ってあれこれ試していると、せっかくホラー演出が挿入されても心底怖いと思えない…。

それどころか「やっと先に進んだか…」と疲労感を覚えてしまう。

さらには、進行がストップして一切ホラー演出を楽しめないなんてことも…。

なので、ホラー演出に特化した脱出ゲームは、意外と謎解き要素が少なく作られている。

この「脱出ゲーム:呪巣 -怨ノ章-」も、謎解き要素よりホラー演出に特化したホラー脱出ゲームだ。

ココがWuah!「脱出ゲーム:呪巣 -怨ノ章-」の怖さはテンコ盛りのホラー演出

「脱出ゲーム:呪巣 -怨ノ章-」は、かつて親子連れが住んでいたという幽霊屋敷を探索する脱出ゲームだ。

主人公は、外から家を眺めていたところ、誘われるようにフラフラと近づき、家に入ってしまう。

なので目的は、脱出するというよりも探索することといえるだろう。

本作、明確に怖がらせることを意図して作っているようで、次から次へとホラー演出が起こる。

いきなり烏が落ちてきたり、携帯電話が鳴ったり…と、中には初見だったら「ワーっ!」と声を上げてしまうようなものもあるだろう。

ちなみに「呪巣」シリーズは3作リリースされており、本作の他に「脱出ゲーム:呪巣 -零ノ章-」「脱出ゲーム:呪巣 -起ノ章-」がリリースされている。

その中で本作が第一作としてリリースされた作品だ。

なので、プレイする際はまず本作からプレイしてOK。

謎というほどの謎はない。くまなくタップして探索を行おう

本作の操作方法は一般的な脱出ゲームと同様、画面をタップして背景を探索し、手がかりやアイテムを手に入れていくというもの。

手に入れたアイテムは、画面上のアイテムボタンから選択し、使用することができる。

ただ、ホラー演出を見せることが重視されているため、難度の高いパズルは登場しない。

画面をくまなくタップしていれば、次のシーンへと進むことができるだろう。

いってみれば本作は、脱出ゲームの皮を被ったホラーアトラクション、お化け屋敷的ゲームといってもいい。

Jホラー的な恐怖演出をスマホで楽しみたいというのであれば、プレイして損はない作品だ。

基本情報

タイトル

脱出ゲーム:呪巣 -怨ノ章-

デベロッパー

EDGES LLC.

配信会社

EDGES LLC.

対応ハード

iOS/Android

価格

【呪巣】【脱出ゲーム】

この記事の作者

田中一広

ホラーゲーム作家。企画・シナリオ・グラフィック・楽曲・プログラムまでトータルでゲームを作る一方、ライターや講師としてゲームを伝える。もちろんゲーマーとして遊びもする人生ゲーム漬け野郎。妖怪博士。株式会社Wuah!地獄の代表取締役。

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