盛りだくさんの忍者アクション。もっと忍者要素が強ければ最強だった?『Mask Of Ninja : Last Hero』!

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ヒャッハー!KarzZombieだぜ。

日本が世界に誇る文化、忍者!

忍者アクションゲームときたら、日本のゲームレビュアーとしてレビューしないワケにはいかねえ。

そこで当然レビューするでござるよ!!

『Mask Of Ninja : Last Hero』!

「Mask Of Ninja : Last Hero」

『Mask Of Ninja : Last Hero』は、忍者を主人公にしたアクションだ。

3ライン制のベルトアクションステージと、ダッシュアクションのステージがある。

どちらかといえば、3ライン制のベルトアクションステージがメインだ。

「Mask Of Ninja : Last Hero」

ベルトアクションは、「ファイナルファイト」的なアクションなのだが、ラインが複数あるという点が差別点だ。

「ファイナルファイト」は、手前から奥へと移動することが可能だが、本作では、手前、中央、奥という見えない3つのラインがあり、それを切り替えることしかできない。

このライン上は、左右に移動することが可能だ。

こう書くと、「ファイナルファイト」と比較して不自由な印象を与えてしまうかもしれないが、実際にはこのシステムこそが、本作のアクションをおもしろくしている。

「Mask Of Ninja : Last Hero」

忍者といえば、攻撃を一瞬で避けたかと思えば、一瞬で相手の背後に回り、背後から斬りつける…などの超人的な体術を期待してしまうが、3ライン制によって、このようなアクションを取ることが可能なのだ。

敵が攻撃してきたらライン移動をし、別ラインを移動して敵背後に回り込み、斬りつける…。

こうしたプレイをしていると、実際に忍者的に敵を倒すことができ、とても楽しい。爽快感がある。

「Mask Of Ninja : Last Hero」

この要素を突き詰めて、より忍者的な体術、忍者的なアクションができるゲームにしてくれていたら、物凄い傑作になっていたかもしれない。

だが残念ながら、そこまで忍者アクションがつきつめられておらず、少し残念だ。

本作には、ゲージを溜めて仮面の忍者に変身し、一定時間パワーアップする…という要素もあるが、そうした要素よりも、忍者アクションを突き詰めた方がよかったかもしれない。

「Mask Of Ninja : Last Hero」

また、ダッシュアクション的なステージについても、単なる障害物避ける型のダッシュアクションになっている点が残念だ。

忍者をモチーフにしているからには、もっとゲーム性に忍者を取り入れてほしい。

つまらないゲームではないからこそ、余計にそこが残念だぜ。

基本情報

タイトル

Mask Of Ninja : Last Hero

デベロッパー

BLUE GNC

【ACT】

この記事の作者

田中一広

ホラーゲーム作家。企画・シナリオ・グラフィック・楽曲・プログラムまでトータルでゲームを作る一方、ライターや講師としてゲームを伝える。もちろんゲーマーとして遊びもする人生ゲーム漬け野郎。妖怪博士。株式会社Wuah!地獄の代表取締役。

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