悪夢感はそれなりにあるが、ハラハラ感が足りない残念アクション。『Requiem』。

[投稿日:

ヒャッハー!KarzZombieだぜ。

突然だが、悪夢にうなされたことはあるか?

例えば風邪で高熱出したときなんか、悪夢を見がちだよな。

悪夢ってのァ、自分の中で自分が恐ろしいと思っているものが出てくるもんだから、理屈抜きに怖い。

そんな悪夢のような世界でアクションするゲームがこいつだ。

『Requiem』!

「Requiem」

『Requiem』は、3Dアクションゲームだ。

障害物を避けながらレースゲームのように奥へ奥へ進んでいく。

後ろからは化け物が追ってきていて、立ち止まると…ってな趣向だ。

ハラハラドキドキ、手に汗にぎるシチュエーション…

「Requiem」

…のハズなんだが、これがいまいちハラハラドキドキしねえ。

なんでだろうかと思ってみると、1つには障害物をワンアクションで越えていくところにある。

このゲームの操作は、左のバーチャルスティックで移動。

右のバーチャルボタンでジャンプやダッシュなどの操作を行う。

「Requiem」

このゲーム、基本的に障害物をジャンプ等で越えていくんだが、これがハラハラドキドキにはあまり貢献しねえ。

例えば、ある障害物は、そのままジャンプで越えるには高過ぎるから、キックで高さを崩した後にジャンプで越えるとか、ある障害物はキックでは崩せないから、ジャンプで高い場所にあるハンマーを入手してからハンマーで崩すとか、そういういくつかのアクションで越える…という方がハラハラドキドキ感があったように思う。

そう、もどかしさがあるからだ。

「Requiem」

また、基本的に敵は後ろから追ってきているため、敵の姿が見えないというのもあまりハラハラドキドキしないポイントだろう。

画面上部に敵と自分との位置関係は表"示されている者の、これではあまりハラハラドキドキを体験できない。

追いつかれそうになったら多少敵の姿が見えるとか、その辺の演出が欲しかったところだ。

「Requiem」

もう少し練ってほしかったように思うぜ。

基本情報

タイトル

Requiem

デベロッパー

Tribase Studios LLC

【アクション】

この記事の作者

田中一広

ホラーゲーム作家。企画・シナリオ・グラフィック・楽曲・プログラムまでトータルでゲームを作る一方、ライターや講師としてゲームを伝える。もちろんゲーマーとして遊びもする人生ゲーム漬け野郎。妖怪博士。株式会社Wuah!地獄の代表取締役。

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