ホラーゲームWEBマガジンWuah![ワー!]スタートのごあいさつ
[投稿日:
ハイ!Wuah[ワー!]を運営するホラーゲーム作家/の田中一広Death。
これまでホラーエンタメ情報を配信するサイトだったWuah![ワー!]と、ホラーHTML5ゲームの配信サービスだったWuah!Games[ワー!ゲームス]が見事にドッキング。
ホラーゲームWEBマガジンWuah![ワー!]として爆誕、本格スタートしました。
Wuah![ワー!]は、オレの思うトガッたゲームや、トガったゲーム情報を配信していくWEBマガジン。
一言でゲームって言っても、色んなタイプがあります。
たとえば、スマホの無料系ゲームで多いのは、キャラ集めや対戦を楽しむというもの。つまり、カードゲームの延長線上にあるタイプ。
それから、プレイヤーの腕前を競うもの。これは、eスポーツの種目になるようなタイプのゲーム。
そして、トランプやパズルのように、ちょっとしたヒマを潰すタイプ。カジュアルゲームといわれるものですな。
で、最後にストーリーや作品の世界観を楽しむもの。これは、小説や映画に近いんだけど、デジタルならではの演出を手に入れたエンターテインメント。
探せば他にもいろいろタイプがあるけど、ここ数年でゲームはカードゲームの延長線上タイプと、eスポーツタイプ、カジュアルゲームタイプの存在感が増している。
この理由もまた色々あるとは思うけど、ゲームの開発費が高くなっちゃったため、なるべく長期的にお金を払ってもらわないとビジネスが成立しなくなった…というのが要因のひとつでしょう。多分。きっと。違うかもしれないけどまあここはひとつ、展開上そんな感じで。
なので、カードゲーム収集型は新たなカードを追加することで、eスポーツ型もキャラクターやルールを追加することで長期的にお金を払ってもらうことができる。
カジュアルゲームはこの逆に、ゲームの開発費を極限まで抑えることがコンセプト。
そして、この開発費と収益のバランスという点からすると、どうしても作りにくいのが、小説や映画に近いデジタルエンターテインメント型。
小説や映画のようにストーリーで楽しませるためには、どうしても「終わり」が必要になる。
けど、開発費が高いので、ゲームを一回買ってもらってすぐ終わりというのでは、開発費が回収できない。だから作りづらい。
…けど、オレ個人としてはそうした、小説や映画のような、心に残るエンターテインメントだって楽しみたい。
とくに、万人に向けたエンターテインメントじゃなく、少数の人間にしか刺さらないけど、心の奥深くまで刺さる、トガったタイトルが楽しみたい!
…だとしたらオレに何ができるのか?
それは、自分で作ることと、情報を配信すること。
これがこのWuah![ワー!]を始めた理由でございます。
「自分でゲームを作る」という部分では、今はトガったゲームが非常に作りやすくなった。
個人でもApple StoreやGooglePlay、Steamといったストアで自作ゲームを配信できるし、Unityのようなツールがあるので、一人でもゲームを作ることができる。
実際にそういう個人クリエイター=インディゲームクリエイターは増えており、元チュンソフトのいたのくまんぼう氏は「ゲーム作家」とネーミングした。
オレ的には個人で作るなら…そして「作家」というからには、「作家性」のある、トガったゲームを作りたい!
実のところ、ソシャゲが流行したころのオレは、ビジネスとしてGREEやMobage向けのソーシャルゲームを作っており、そういう意味では「作家性」とかけ離れたところにいた。魂を売っていたと言われてもしょうがない。
だがしかし!だからこそ「作家性」にこだわりたいのだ!
けど、オイオイなんてこったアミーゴ!
Apple StoreやGooglePlay、Steamといった場所には規約と審査があり、規約に反するゲームはバン!と消されてしまう。おや…誰か来たようだ…ってなもんだ!
さらには今のご時世、ちょっとトガッた表現にはすぐにケチがつけられる窮屈なアトモスフィアが漂っている。
なので、トガるのも難しい。ストア経由でゲームを世に出す場合、やりたいことを抑えなきゃならないケースもあるだろう。
それってどうよ?
いやいや、聞かずともオレの頭の中のエナメルシナプスが答えを叫んでいる。
そんなのはクソッタレだ。
ゲーム作家…いや、ホラーゲーム作家としてオレは、自分が作りたいものを、ストレートに配信したい。
なので、誰からも文句が言われない場所を作っておこうと思った。
それが、Wuah![ワー!]じゃなきゃならない理由でございます。
ってなわけで、これからよろしくお願いします。
親愛なるアミーゴへ。