殺るか殺られるか?2121年のサイバーシティでシンセウェイブを聴きながら一瞬の命の奪い合いにハマる!「AKANE」
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「ハマる」という言葉がある。何かに夢中になってしまう、何かのトリコになってしまう、やみつきになってしまうという意味だ。
この言葉、ゲームに対して使われることが多い。…というか、ゲームが面白いかどうかを表す尺度の一つのように扱われている。「そのゲーム、ハマれるの?」みたいな感じで。
ハマれるゲーム個人的ナンバー1、オススメは「Hotline Miami」。
ギラギラと刺激的なビジュアルを見ながら、シンセウェイヴを聴きながら、命のやり取りに集中する。気を抜けば即死。しかしすぐやり直せる。何度でもやり直せる。その内にBGMのドラムと自分の鼓動の区別がつかなくなってくる。
アドレナリン出る。トランスする。すげえハマれるゲームだ。
そして、そんな「Hotline Miami」の影響を確実に受けている本作もまた、ハマれるゲームだ。
「AKANE」!
ココがWuah!「AKANE」の魅力は、エンドレスなトランス感
「AKANE」は、見下ろし型の全方位アクション。
舞台は、サイバーパンク感がたっぷり漂う2121年の未来都市。
プレイヤーは主人公「AKANE」を操作し、ただひたすら敵を倒しまくる。
本作のビジュアルやBGMから「Hotline Miami」を連想する人は少なくないだろう。
あるいは、チュートリアルの「和」な雰囲気からは、「AREA 4643」を連想する人もいるかもしれない。
では本作がどちらかに似ているかというと、「Hotline Miami」に近い。
本作のポイントが「即死」にあるからだ。
プレイヤーの操作するAKANEも、敵キャラも、刀一撃、銃一発喰らえば死ぬ。
ちょっとした油断、気のゆるみは死につながる。
このヒリヒリした緊迫感は「Hotline Miami」に近いものだ。
もちろん、死亡からはRキー一発で即復活できる。
本作でプレイヤーが行えるアクションは、移動、刀攻撃、銃撃、回避、必殺技。
これらのアクションも、緊張感を高める事に繋がっている。
メインとなる刀攻撃にはスタミナ、銃撃には残弾という形で制限があるため、えんえん一つのアクションに頼ってられない。
状況に応じて、適切にアクションを切り替えなければならないのだ。
これは非常に集中力を要する。つまり、緊張感が高まる!
こうした緊張感の中で、シンセウェイブを聴きながら死んでは復活し、死んでは復活しを繰り返していると、やはりトランスする。ハマる。
中毒性だけでいえば「Hotline Miami」より上!?
「Hotline Miami」に近いと書いたが、中毒性だけでいえば本作の方が上かもしれない。
本作は「Hotline Miami」と違い1ステージオンリーという構成でシンプル化されており、異なるステージ構成を覚える必要がない。加えてストーリー性もない。
これはある意味退屈だけど、ひたすらスコアを追及するというスコアアタック的中毒性を生みだしている。
しかも、「刀命中率100%で30人を殺せ」といった達成すべきミッションが用意されているので、なおさらスコアアタック的な楽しさは強い。
オレとしてはストーリーや世界観を求めるなら「Hotline Miami」、爽快感を求めるなら「AREA 4643」、ハマりを求めるなら本作が、それぞれオススメしたい。
基本情報
タイトル
Akane
デベロッパー
Ludic Studios
配信会社
Ludic Studios
対応ハード
PC