無料とはいえ…。やや感情移入しにくいRPG。『Emissary of War』。

[投稿日:

ヒャッハー!KarzZombieだぜ。

感情移入ってのは大事だよな!

テレビで動物番組とか見てて、病気になった牛を獣医が救う的なシーンがやっていたとしよう。

まあ当然、牛さん助かってほしい!と思う。

そう、この瞬間俺たちは牛さんに感情移入している!

だがテレビを見終わって数時間後、牛角に行ったらどうだろう?

さっき牛さん助かって欲しいと願ったことなんざスコーン!と忘れて、牛美味ェェェ!状態だぜフィーバー!

そう、この瞬間俺たちは、俺たち自身に感情移入している!

つまり感情移入ってのは、善悪の概念すらカンタンに180°ひっくりかえしちまう。

それほどすげーもんなんだってこった。

さあ、今日紹介するゲームは、『Emissary of War』!

「Emissary of War」

『Emissary of War』はRPGだ。

フィールドを探検し、敵を倒し、アイテムを手に入れ、物語を進める。

「Emissary of War」

だが操作方法が一般的なRPGとは異なっており、RTSに近い。

指をスライドしてフィールドを映すカメラを移動させる。

キャラクターの移動は、移動場所へのタッチ。

モンスターを攻撃したい場合、攻撃したいモンスターをタッチ…といった塩梅だ。

「Emissary of War」

この操作方法、RTSにはピッタリ合っている。

複数のユニットを同時に操作するのに向いており、一軍の指揮官に感情移入するに相応しい操作方法だ。

「Emissary of War」

だがRPGには向いていないように思った。

どうしても、どこか客観的に主人公のことを捉えてしまう。

自分が冒険している気がしないのだ。

「Emissary of War」

操作方法さえ変えれば、よりおもしろさが際立つんじゃないかと思っただけに、残念に思うぜ。

基本情報

タイトル

Emissary of War

デベロッパー

Cedar Hill Games Inc.

【RPG】【無料】

この記事の作者

田中一広

ホラーゲーム作家。企画・シナリオ・グラフィック・楽曲・プログラムまでトータルでゲームを作る一方、ライターや講師としてゲームを伝える。もちろんゲーマーとして遊びもする人生ゲーム漬け野郎。妖怪博士。株式会社Wuah!地獄の代表取締役。

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