こっくりさん
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数人の参加者で行う占いの一種。狐、狗、狸を音読みした「こくり」の字があてられている。
紙に「はい」「いいえ」「鳥居」、「男」「女」「0〜9までの数字」「五十音表」を記入。
その紙を机の上に置き、さらに紙の上に硬貨を置く。
参加者は硬貨の上に人差し指を乗せ、「こっくりさん/、こっくりさん、おいでください」と唱える。
その後、呼び出されたこっくりさんに対し、参加者それぞれに聞きたい事柄を質問すると、硬貨が動いて回答してくれるというもの。
質問が終わったら「こっくりさん、こっくりさん、おかえりください」と唱えて呼び出した霊を返さなければならないといわれている。
名前の異なるバリエーションに「エンジェルさん」というものも存在。
また、日本だけでなく海外でも同様の占いが存在している。
なぜ動くのか、科学的に解き明かそうとした例も存在。現代では潜在意識や筋肉疲労が原因といわれている。
ちなみに実際に行ってみても、まったく動かない…こっくりさんが呼び出せないということも起こるため、絶対に動くわけではない。
ところで、こっくりさんの表記は当初「狐狗狸」ではなく、後付けの模様。
狐にしても狗にしても狸にしても、化けで出てきたり、憑き物として使役される存在なので、この当て字をした人はセンスがいいように思う。