狼男
[投稿日:
狼男/とは、オオカミの特性と人間の特性を併せ持った伝説上の生物。狼人間や人狼、獣人などとも呼ばれる。
ヨーロッパを中心に伝わっており、ワーウルフ、ウェアウルフ、ルー・ガルーなどとも。
また、ベルセルク(バーサーカー)=狂戦士と同種ともいわれており、そもそも狂気の象徴である月/によって、オオカミに取りつかれた存在という解釈もできる。
吸血鬼/やフランケンシュタイン/と並んで創作に登場することが多く、創作上ではたいていの場合、通常は人の姿をしているが、満月の晩、月の光によって狼の姿へと変貌。狂暴化する。
ヨーロッパを中心に伝わっているのは、オオカミが身近な存在で、昔から狼による被害…ないし、狼の仕業に見せかけた人間による被害が存在していたからだろう。
そういう意味では、ニホンオオカミが存在する日本でも、オオカミによる被害は存在している。
しかし日本ではオオカミによる被害を人狼という怪物として語るのではなく、オンカミという祟り神という形で語り継いだ可能性が高いと思われる。(「ダイコクオンカミ…「赤ずきん」と日本の神様の意外な共通点!?【ネタバレあり】」参照)
藤子不二雄A先生のマンガ「怪物くん」の影響からか、筆者個人的には吸血鬼・狼男・フランケンシュタインは御三家的なクリーチャーと認識している。
実際、吸血鬼・狼男・フランケンシュタイン・ゾンビ/は創作に登場することが多い。
さらに現代になって、「人狼ゲーム/」という形で有名になるとは、中世のころには想像できなかっただろう。