お道徳の教科書に洗脳された良識派(笑)どもはすっこんでろ!警察も民間人も皆殺すハードコア全方位シューター「POSTALRedux」
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もしあなたが自分のことを「優しい」とか、「人間性がある」と評価しているなら、今回の記事は相応しくない。
さらには「立派な良識を持ち合わせている」なんて思ってるならマジで帰れ。読んでてもいいこと何もないから!
ここからは悪い子のお時間!道徳の教科書に洗脳されちゃった良識派(笑)の皆さまの時間じゃねえ。
今回紹介するゲームは、「POSTAL Redux」!
ココがWuah!「POSTAL Redux」の怖さは、タブーを冒す背徳感とうらはらの爽快感
「POSTAL Redux」は、不謹慎ゲームと呼ばれる「POSTAL」シリーズ最新作。第一作目、「POSTAL」をリメイクした作品だ。
ゲームジャンルとして近いものは、全方位シューター。
見下ろし型マップを360度移動し、銃を360度全方位に放って迫りくる敵を倒す。
本作の主人公、ポスタル・デュードの職業はハイパー大量殺人鬼なので、敵として迫りくるのは警察官やSPといった存在だ。
また、マップ上には敵以外に、まったく無害な一般人も存在している。
これがガンシューティングゲームだったりすると、一般人に弾があたるとペナルティ扱いになるところ。けど、本作はまったく問題ナッシング!
銃弾で殺しきれないと土下座して命乞いしてくるが、無慈悲に殺害してもペナルティはない。
そもそも主人公のポスタル・デュードは殺人鬼なので、殺してペナルティになったらおかしな話だ。
もちろん殺さなくても構わない。
殺さないためには一般人に弾が当たらないよう気をつけなければならないため難易度が飛躍的にアップするが、そういうプレイもありだろう。自由にプレイするといい。
全方位シューターと言えば、次から次に敵を撃って倒していく爽快なものが多いが、本作もご多分に漏れず超爽快。
オレは、この爽快感を支えているのが、背徳感だと思う。
どういうことか?
たとえば子どものころ、親に「夜9時には寝ないとダメ」なんて禁止ルールを設定されたことはないだろうか。
「夜6時までに戻ってこないとダメ」でも「ゲームは1日1時間」でもなんでもいい。
そんな風に設定された禁止ルール…つまりタブーは、守る必要がなくなった時、えもいわれぬ気持ちよさを与えてくれるものだ。
たとえば、日本だとオレ以外の家庭でもそうだと思うけど、たいていは、家の中で運動靴を履いてはいけないというルールのハズ。
ただ、オレの家では、はじめて買った靴の時に限り、部屋の中で履いて外に出たとしても多めに見てもらえた。
普段は絶対に、部屋の中で履くこともできない靴を、部屋の中で履いちゃう!
小さなことだが子どものころのオレにとっては、タブーを冒すと表現してもいいレベルのことで、「やってはいけないことをやってる」ことにドキドキしたものだった。
つまりは!背徳感!
で。本作もこのタブーを冒す気持ちよさが味わえるのだ。
なぜなら、不謹慎だから。
もちろん、一般人を殺害するとは言っても、所詮はゲーム。しかも本作の場合、あえてチープなグラフィックで表現されており、フィクションであることを露骨なまでにアピールしている。
ただ、そうであっても爽快なはずだ。
だって、自由だから。常識、良識、道徳といった縛り付けるルールがないから。
それが本作のイカしている点だ。
快適な操作感!一作目からグレードアップ
本作はリメイクにあたって操作性を一作目から大きく向上させている。
このことが、本作の爽快感を確実に高めており、本作は単純に全方位シューターとしてよくできたゲームだ。
本作から連続殺人鬼が主人公という設定を取り除いた場合、本作ならではの楽しさを削いてしまう結果になることに間違いはないが、仮に設定を取り除いたところで全方位シューターとしておもしろい作品だと思う。
一作目の操作がとっつきづらかったという人も、改めて本作をプレイする価値があるレベルだ。きっとプラスの再評価を下すだろう。
また、タイトルやメニュー画面で表示される不安と恐怖と怒りをないまぜにしたようなビジュアル、ハードなメタル調のBGMなどといった要素もいい。
映像と音のセンスがあるから、本作は単なる不謹慎ゲームではなく、ハードコアなエンターテイメントとして長期間、ファンに愛されているのだ。
Steam版
基本情報
タイトル
POSTAL Redux
デベロッパー
Running With Scissors
配信会社
Running With Scissors
対応ハード
PC