上記を超えるハイスピードを、バッチリ再現して…欲しかったレースゲーム。『REDLINE ANOTHER SEASON』。

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ヒャッハー!KarzZombieだぜ。

映画やコミックを原作にしたゲームっていうと、大昔はクソゲーと相場が決まっていた。

もちろん今ではそんなこたァねえゼ。

ファミコンのころァ、ゲームと言えばアクションゲームだったから、どんなゲームでも無理やりアクションゲームにせざるを得なかった。

原作の良さを引き出すなんてこと、考えても実現できなかったような時代の話だ。

さあ、級尾は原作付きのゲーム。

『REDLINE ANOTHER SEASON』!

「REDLINE ANOTHER SEASON」

『REDLINE ANOTHER SEASON』は、レースゲームだ。

「REDLINE ANOTHER SEASON」

劇場版アニメ『REDLINE』が原作だ。

劇場版アニメ『REDLINE』は、武器攻撃アリの過激なレースに、主人公が武器を一切使わずスピードのみでチャレンジする的なアニメーションだ。

映画の出来としては、基本的にスピードとレースがウリの割に、映画中盤にアクションが少なく、やや残念さを感じた。

映画冒頭や映画終盤のレースシーンの興奮度が高いだけに、もっとアクションを増やして欲しかったように思うぜ。

「REDLINE ANOTHER SEASON」

さて、『REDLINE ANOTHER SEASON』も映画同様にレースをゲーム化している。

ヴィジュアルのクオリティは非常に高く、美しい。

映画の世界観をよく再現しているように思う。

「REDLINE ANOTHER SEASON」

一方で、レースゲームとしてのスピード感は弱いように思う。

特に、ターボ的なアイテムを使った時のスピード感が弱い。

映画において、ターボ時のスピード描写は凄まじかった。

ゲームにおいては、アイテム使用時の演出こそ力を入れているものの、その後のスピード感が大したことがないのだ。

映画を観て期待していただけに、がっかりしてしまった。

「REDLINE ANOTHER SEASON」

映画原作のゲームとしては、映画を観た人間が満足できる出来…あるいは、ゲームをプレイした人間が映画観に行こうと思える出来にして欲しいぜ。

基本情報

タイトル

REDLINE ANOTHER SEASON

デベロッパー

PROTOTYPE Inc.

【レース】【REDLINE】

この記事の作者

田中一広

ホラーゲーム作家。企画・シナリオ・グラフィック・楽曲・プログラムまでトータルでゲームを作る一方、ライターや講師としてゲームを伝える。もちろんゲーマーとして遊びもする人生ゲーム漬け野郎。妖怪博士。株式会社Wuah!地獄の代表取締役。

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