その場所を味わうのが怖い!今振り返る「バイオハザード7レジデントイービル」の怖さとVRホラー
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「バイオハザード/Re2」発売から1か月/が経ち、クリアした人も少なくないだろう。当然、「バイオハザードRe2」の怖さもたっぷり味わったハズ。
そんな中あえて、前作「バイオハザード7 レジデントイービル」の怖さと、それを支えたVRの怖さを振り返ってみたい。
衝撃だった初代「バイオハザード」の怖さ
今、「バイオハザード」シリーズは再び「怖いゲーム」の代名詞として定着しているが、「バイオハザード7」がリリースされる前までは、ホラーゲームではあるものの、「怖さ」を前面に押し出したシリーズではなくなっていた。
TPS/へと転換を果たした「バイオハザード4」以降、アクション路線へと舵を切っていたからだ。
そんな中、初代「バイオハザード」が持っていた「極限の怖さ」を実現することを目指したのが第七作、「バイオハザード7 レジデントイービル」だ。
「初代の持っていた怖さを再現する」…と文字に書くのはカンタンだが、実現するのは相当難しい。
というのも、人間は慣れる。
初代「バイオハザード」の持っていた怖さをそのまま同じように繰り返したところで、「はじめてバイオハザードをプレイした時の衝撃」は再現できない。
だから、これまでの「バイオハザード」が持っていなかった怖さを実現しなければならないのだ。
不死身の人間という怖さ
そこで「バイオハザード7」が取り入れたのは、「死なない人間」という恐怖だ。
「バイオハザード7」未プレイの人なら、「だからそれがゾンビ/だろ?何が新しいんだ」と思うかもしれないが、ゾンビではない。
生きている人間と同じように歩き、喋り、食事をする。しかし、腕をもがれようと体を焼かれようと死なない。不死身の人間だ。
そしてこの人間が、暴力や虫といった、生理的嫌悪感を刺激するような攻撃を仕掛けてくる。これが恐ろしく怖ろしい!
VRが増幅した極限の怖さ
「バイオハザード7」の持つ恐怖をさらに増幅したのが、VRだ。VRこそ、真の「バイオハザード7」だと言ってもいい。
「バイオハザード7」をVRでプレイしたことがない人は是非一度プレイしてほしい。
たとえば、「バイオハザード7」冒頭の「廃屋」では、汚れた地下水の中を進むシチュエーションがあるが、VRだと思わず息を止めてしまう。何か臭いにおいがするように感じてしまうのだ。
また、妻であるミアがチェーンソー片手に迫ってくる時の迫力と言ったらない。展開を知っていても、VRで繰り返し味わうたびに、心臓がバクバクする。
さらに極めつけは、旧館で味わうムカデの湧く通路!
虫が嫌いという人には、図鑑やネットで写真を見るだけでも嫌という人が少なくないが、VRでムカデの湧く通路を通る嫌悪感は、虫に態勢があってもかなり気持ち悪い。
筆者はあの通路をVRで通るたびに、体が痒くなったような感覚に陥る。
ここまでの感覚になるホラーゲームは、本作以外になかった。
フィクションが実現できる怖さを次の次元にアップデートしたと言ってもイイだろう。
基本情報
タイトル
バイオハザード7 レジデント イービル
デベロッパー
カプコン
配信会社
カプコン
対応ハード
PS4/XboxOne/PC
価格
バイオハザード7 レジデント イービル ゴールド エディション グロテスクVer. Best Price:3,300円+税
VRのホラー感を気軽に味わうなら「【VR版】改・恐怖!廃病院からの脱出:無影灯」
「バイオハザード7」は確実に楽しめるし、VRモードも最高だ。
ただ、そうはいってもPSVRを購入するのはハードルが高い。
以前と違い、売り切れで購入できないという状況ではなくなったものの、4万円近い価格をおいそれとは払えないだろう。
※ちなみに、対応ソフトについて不安に思う人もいるかもしれないが「エースコンバット7」や「FARPOINT」など、「PSVR」を買ってよかった!と思えるゲームは多くなってきている。遊ぶソフトがなくて後悔する…ということにはならなくて済みそうだ。
そこで、とりあえずVRで味わうホラーがどんなものか試してみたいと思うのであればオススメしたいのが「【VR版】改・恐怖!廃病院からの脱出:無影灯」。
廃病院を舞台にした脱出ゲーム/だ。
スマホVRとは?
スマホ対応のアプリなので、PSVRではなくスマホVRでプレイする。
スマホVRというのは、スマートフォン用のVRゴーグルにスマートフォンをセットすることで楽しむタイプのVRだ。
スマートフォン用VRゴーグルは安ければ1000円から販売されているため、コストをかけずに楽しむことができる。
視線でプレイ!体験する価値アリの臨場感
「【VR版】改・恐怖!廃病院からの脱出:無影灯」は、典型的な脱出ゲームなので、様々な場所を調べてアイテムを獲得し、謎解きをすることで進んでいく。
調べる方法は、視点。同じ場所を一定時間見つめることで、その場所を調べることが可能だ。
スマホVRは基本的に頭の向き以外の操作方法が使えないため、こうした仕様になっているわけだけど、プレイ感はかなり快適。
心霊スポットに自分が立っている臨場感の高さはVRならでは。
VRホラーを一度味わってみたいというのであれば、体験する価値は大アリだ。
基本情報
タイトル
【VR版】改・恐怖!廃病院からの脱出:無影灯
デベロッパー
ザイザックス株式会社
配信会社
ザイザックス株式会社
対応ハード
iOS/Android
価格
無料