サバイバルホラー
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サバイバルホラー/とは、ホラーゲームの中でも、生き残ることを目的としたゲームのこと。
ホラーゲームの課題のひとつに、敵を倒せてしまうことが挙げられる。
箱庭シミュレーションゲームやパズルゲームなどのように、明確な敵が出てこないゲームジャンルは存在するものの、ホラーゲームとして作ろうとした場合、恐怖の対象として敵が必要となることが多い。
ただしこの時、敵がカンタンに倒せてしまうと、恐怖は感じない。『スーパーマリオブラザーズ』ステージ1-1のクリボーに恐怖を感じる人は恐らくいないだろう。
そこでサバイバルホラーでは、対処不能な不死身の敵を用意して、プレイヤーが選択可能なアクション逃げることのみに限定するか、敵を倒すことは可能だが大きな制約が発生するようにしている。
大きな制約の代表例が、「銃弾」。
サバイバルホラーというゲームジャンルを決定的なものにした『バイオハザード/』では、敵(ゾンビ/)を倒すことは可能だが、獲得可能な銃弾の数に限りがある。
このためプレイヤーは、敵を倒すべきか? それとも逃げるべきか?という選択に悩む。…つまり、結局のところ、簡単には倒せない。
単純に敵と戦えばいいのではなく、なんらかの制約を用意することによって、戦闘をプレイヤーのストレスとし、恐怖を引き起こすためのトリガーとしているのがサバイバルホラーといえるだろう。