鳥山石燕
[Posted:

鳥山石燕は、江戸時代中期の浮世絵師。
浮世絵といえば、歌舞伎役者や花魁を描いたものが多い中、鳥山石燕は妖怪画を数多く手がけている。

狩野派門人として狩野周信および玉燕に付いて絵を学び、御用絵師であったとされているが、詳細不明な部分も多い。
また、喜多川歌麿や恋川春町、栄松斎長喜、歌川豊春などを育てたとされている。
妖怪を描いた妖怪画においては、百鬼夜行を描いた妖怪画集『画図百鬼夜行』、その続編『今昔画図続百鬼』、『今昔百鬼拾遺』、『百器徒然袋』といった作品の刊行が名高い。
その影響力は、現在に至るまで継続している。
たとえば現代において「妖怪のイラスト」といえば漫画家・水木しげる先生をイメージする人が多い。
そんな水木しげる先生の妖怪作品においても、鳥山石燕に取材したものが多数存在。
また、水木しげる先生の作風である、「不気味で奇妙だが、愛らしくもある」というテイストについても、鳥山石燕作品と共通する部分がある。
![Wuah!-[ワー!]](/images/20250800/logo.png)



