待ち受けるのは敵かアイテムか?未知の空間を探索する怖面白さが魅力のローグライク全方位シューター「Ailment」

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人間というのは群れる生き物だ。だから、基本的に他の人がいると心強く感じる。もちろん他人から過剰に干渉されればうっとおしくも感じられるが、ピンチで人に頼れるなら、誰だって心強いと思うだろ?

でもだからこそ、他の人間が全員敵になった局面は怖い。ゾンビ/ものなんて完全にそのパターンだ。味方だったはずの人間達が次々敵になっていくわけだから。

しかもそれが閉鎖空間だったりするとタチが悪い。外敵から身を守るためのが、一瞬にして処刑施設に早変わりだ。

で、今日紹介する「Ailment」も、そんなシチュエーションのゲーム。

ココがWuah!「Ailment」の怖さは、未知の空間を切り開いていく怖さ

「Ailment」は、宇宙船を舞台にしたローグライクな全方位シューター

ローグライクといってもマップが自動生成されるわけではない。ローグライクなのはアイテムを収集しながら探索を進めていく部分だ。

舞台となる宇宙船は、大量の居住者がいる大型のもの。

その宇宙船の中で目覚めた主人公。

すると、何らかのトラブルにより居住者たちが狂暴化していた。さらに、どうやら死体まで動いている模様。

事態を究明し、収束させるために主人公は宇宙船の探索を行うって展開だ。

トップダウンの全方位シューターなので、プレイヤーができることは移動とショット。

ただ、全方位シューターおなじみのツインスティック式の操作ではない

ショットの方向はオートで、プレイヤーは移動に集中できる。

逆にいえば、シューティングの腕前で強敵を打破するのが難しい。

そういう意味で全方位シューターというより、RPG+シューティング的なプレイ感。

ローグライクを謳っているのも頷ける内容だ。

実際、本作のおもしろい点は探索にあるように思う。

宇宙船の中は細かくブロックが仕切られており、各部屋のコンピューターにアクセスしてドアのロックを解除することで他のブロックへ進んでいく。

この、閉じられた未知のブロックへ進むドキドキ感がイイ。大量の敵が押し寄せてくるかもしれないという恐怖と、未知のアイテムと出くわすかもしれないというワクワク感が同時に押し寄せてくるのだ。

かつで似たような感覚を味わったのが「真・女神転生 ストレンジジャーニー」だった。あれも正体不明の空間を解き明かしていく感覚が怖おもしろい作品。

本作は「真・女神転生 ストレンジジャーニー」と違いアクション的なバトルなので、より自分で脅威に立ち向かっている感覚が強い。

探索系の怖おもしろいゲームを探しているなら、オススメできる作品だぜ。

基本情報

タイトル

Ailment

デベロッパー

BeardyBirdGames

配信会社

BeardyBirdGames

対応ハード

iOS/Android

価格

iOS

無料

Android

無料

【Ailment】【サバイバルホラー】

この記事の作者

田中一広

ホラーゲーム作家。企画・シナリオ・グラフィック・楽曲・プログラムまでトータルでゲームを作る一方、ライターや講師としてゲームを伝える。もちろんゲーマーとして遊びもする人生ゲーム漬け野郎。妖怪博士。株式会社Wuah!地獄の代表取締役。

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