かぐわしく薫り立つ便所臭!臭気と狂気がイヤーンな脱出ゲー「脱出ゲーム:赤い女」

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外出していて、急にもよおすということはコレ、よくあること。

特に電車での移動中にお腹がゴロゴロ…ってなっちゃうのは、お腹の弱い人間にとって恐怖以外の何物でもないだろう。

いや、恐怖は電車での移動中に限らない。

フツーに街中を移動中だとしても、利用可能なトイレがどこにあるか把握していなければ、不安で仕方がないだろう。

コンビニは利用させてくれない場合があるし、公園などのトイレは汚れていることが多いので、なるべくなら遠慮したい…。

そう、公園のトイレは汚れている!

最近はそれでも結構キレイになった方だが、20年くらい前の汚れっぷりは相当なものだった。

あんなところに閉じ込められたら、発狂するのではあるまいか!?

そんな恐怖が(ゲームの中だけど)実現しちゃうのが「脱出ゲーム/:赤い女」!

ココがWuah!「脱出ゲーム:赤い女」の魅力はかぐわしき便所臭が薫り立つような舞台設定

「脱出ゲーム:赤い女」の舞台は、トイレ。

しかも、便所臭がかぐわしく香り立つような絶妙の汚れ具合!

絶対こんなところに閉じ込められるの嫌だ!

ゲームのナレーションで指示されなくても速攻脱出したいと思える時点で脱出ゲームとしては最高の舞台設定といえるだろう。

しかも、見た目的に汚いだけでなく、便器にある匂い玉を取る…なんてイベントも発生。ゲーム内とは思いつつ「うぇぇぇ、気持ち悪い…」と感じること間違いなしだ。

さらに、この気持ち悪さがしっかり恐怖に繋がっている。

本作の主人公は、ストーカー/である赤い女によってトイレに閉じ込められる。

この赤い女は主人公のことを(歪んではいるが)愛しているので、愛の言葉を告げてくるわけだが、もちろん気持ち悪い。

恋愛表現のすべてが気持ち悪い。

トイレの気持ち悪さとストーカーの気持ち悪さ。

気持ち悪さのシナジー!まさに気持ち悪さの宝石箱や!

ゲームシステムはオーソドックスな脱出ゲーム

ゲームシステムとしては、オーソドックスな脱出ゲーム。

背景をタップして手掛かりを探し、謎を解いていく。

スマホだから自分の指でタップ=触るわけで、これがまた気持ち悪さを増幅しているように思った。

気持ち悪い演出だけじゃなく、ホラーらしく暴力的表現ももちろん含まれている。

ストーカーの持つイッちゃってる「愛」を実感したいなら本作ほどうってつけなものはないだろう。

バレンタインデーとかホワイトデーとか、クリスマスにプレイすると絶妙な気分になれるぜ!

基本情報

タイトル

脱出ゲーム:赤い女

デベロッパー

EDGES LLC.

配信会社

EDGES LLC.

対応ハード

iOS/Android

【脱出ゲーム:赤い女】【脱出ゲーム】

この記事の作者

田中一広

ホラーゲーム作家。企画・シナリオ・グラフィック・楽曲・プログラムまでトータルでゲームを作る一方、ライターや講師としてゲームを伝える。もちろんゲーマーとして遊びもする人生ゲーム漬け野郎。妖怪博士。株式会社Wuah!地獄の代表取締役。

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