まとわりつくようなドロドロした本作ならではの恐怖が秀逸!ホラー3Dアクション「Bloodborne」

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今、フロムソフトウェアのゲームを一本あげるとしたら、「Sekiro」だろう。

超難しいけど超おもしろい!と話題だ。

しかし、ホラーを紹介するこのメディアが紹介するからこそ、あえてこの作品を扱いたい。

「Bloodborne」!

ココがWuah!「Bloodborne」の怖さは、ドロドロした恐怖と死の恐怖の融合

「Bloodborne」は、3Dアクションゲーム。

二形態に変形する武器と銃という武器を使い、敵と戦う。

もちろんフロムソフトウェアのゲームらしく、難易度は高い。

フロムソフトウェアのゲームの持つ難しさとは、タイミングを突く難しさだと思う。

どの位置に敵が潜んでいるか?どういうモーションから攻撃を出してくるか?と言ったことを知らないと攻撃を食らってしまう…。そんな覚えゲー的側面も持っているが、それはむしろ表面上。

むしろ、適切なタイミングで回避や攻撃を行うことの難しさが難易度に繋がっているように思う。

タイミングよく回避しなければ、攻撃しなければダメージを食らってしまう。

で。毎回同じタイミングで的確に操作をするというのは、なかなか難しい

だからこそ、どこまでも失敗の緊張感がつきまとう

しかもタイミングを外した時のダメージが少なくない

だからこそ、怖い。難易度が怖さに繋がっているのだ。

ただ、「Bloodborne」で触れたい恐怖はこうした恐怖じゃない。

「Bloodborne」で触れたい恐怖、それはドロドロした恐怖だ。

本作は、フロム版クトゥルフゲームとも呼ばれている。

舞台となる古都ヤーナムは、まさしくクトゥルフに登場するアーカムと韻を踏んだようだ。

そして描かれるのもまた、クトゥルフ神話的を思わせる生命の持つドロドロした恐怖。

たとえばそれは、血液の描写

本作の主人公である狩人は、輸血によって獣を体に取り込み、それによって獣と戦う力を持つ。

ヒーロー的な超身体能力でも、メカニカルなツールでも、精神的な力でも魔法でもなく、血によって目覚める力。しかも、輸血。

とても生々しい表現だ。

また、ヤーナムの描写もドロドロとした怖さを秘めている。

「獣の病」と呼ばれる風土病が流行しており、病に侵された人間が獣と化す。

この設定は、ヤーナムの街並みの描写とあいまって、ペストが流行したヨーロッパのような、汚らしく、ドロドロした、まとわりつくような怖さを感じさせるのだ。

こうした設定、ビジュアル描写、そして難易度による恐怖がすべて融合し、本作の恐怖は成り立っている。

それは、本作ならではの恐怖を感じさせてくれる。フロム版クトゥルフとはいうが、クトゥルフでも味わえないテイストだ。

「Sekiro」が話題になっているが、ホラー好きでフロムソフトウェアのゲームをプレイするなら、今あえて「Bloodborne」というのもアリだと思う。

…価格も安くなっているしな!

基本情報

タイトル

Bloodborne

デベロッパー

FromSoftware

配信会社

ソニー・インタラクティブエンタテインメント

対応ハード

PS4

価格

【Bloodborne】【アクション】

この記事の作者

田中一広

ホラーゲーム作家。企画・シナリオ・グラフィック・楽曲・プログラムまでトータルでゲームを作る一方、ライターや講師としてゲームを伝える。もちろんゲーマーとして遊びもする人生ゲーム漬け野郎。妖怪博士。株式会社Wuah!地獄の代表取締役。

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