「I Love You」なんて告白しちゃうのは月の光でオツムがイカれちゃったからなのかもしれないという話【MOON RISE EFFECT】

[投稿日： 2017/12/27]

[Update：2020/02/28]

この記事は、WuahのWEBサイトで「MOON RISE EFFECT」リリース前に公開した記事をサルベージしたものです。（なので、時間的にまだゲームがリリースされていないかのような表現になっております）

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新作「MOON RISE EFFECT」は、月/が上った効果という意味を持っております。

月の光…「ムーンライト」という言葉から、ロマンティックな印象を持つ人もいることでしょう。

その昔、夏目漱石が英語教師をしていた折、「I love you」という言葉の訳を「月が綺麗ですね」としたそうでございます。

とてもじゃないけど直視できない太陽光と違い、やわらかな月の光は、奥ゆかしい告白の言葉のイメージとも重なっていてロマンティック…。

あらヤだ、それじゃあ今度のWuahのゲームはロマンティックなのかすら…？

いえいえもちろん、そんなわけがない。何せ、

このタイトル！

月はロマンティックな一方で狂気の象徴でもあって、月を意味する「ルナティック」や「ルナシー」という言葉は「狂気」という意味を担っております。

人狼が人の姿から狼の姿へと変貌するのは月の魔力を浴びるからだし、ゲーム「女神転生」シリーズでは満月の晩には魔物が凶暴化するし、コミック「月光条例」では月の光によって物語の登場人物たちが狂気にかられた次第。

また、筋肉少女帯のアルバム「月光蟲」では、収録されている楽曲は元よりジャケットのアートワークに至るまで、月の持つ禍々しく怪しい美しさが表現されている。

月はロマンティックで魅惑的…なのではなく、毒々しさも持った蠱惑的存在ということでしょう！

そういえば、俺も風呂に入った時、何をとち狂ったのか、月に一度くらいの割合でシャンプーとボディーソープを間違え、ボディーソープで髪を洗ってしまうのですが、あれも、月のせいかもしれません。

ちなみに、ボディーソープで髪を洗うと髪がギシギシときしみ、シャンプーでボディーを洗うと、ボディーがスースーします。ええ、それはシャンプーがクール系なやつだからですね。

話を元に戻すと、なぜ、月が狂気の象徴なのか？というのは所説あるのだけど、どうやら月の満ち欠けする様子が、うつろいゆく人の心を表しているように見えるから…という説が有力みたい。

電灯のない時代、真っ暗な夜を照らしてくれる月は、心強い存在でありこそすれ、悪いイメージとは繋がらなさそうな印象がある…なんてことを思っていたけど、「明るく安心できる昼の象徴＝太陽」と、「暗く不安な夜の象徴＝月」というアナロジーで考えると、月こそが恐怖や狂気の担い手である…なんて、昔の人は考えたのかもしれない。

もちろん、「MOON RISE EFFECT」の持つ「MOON」も、こちらの「狂気」を意味しております。なにせ、ホラーゲームですから。