テンポもボリュームもアップ!恐怖も爽快感も強化された「DeadRain」正統派続編!植物ゾンビの恐怖を描いた「死の雨2」

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スマホ向けのゲームを探していて結構困るのが、シリーズで名前が変わっちゃう現象に遭遇すること。

時には一作目が英語で、二作目が日本語。しかも意味がほぼ違う…なんてこともある。

たとえば、たとえば一作目が「Dragon Crow」みたいなタイトルだったとして、2作目が「龍戦いその後」みたいなタイトルになってたりして、わかんねーだろそれ!みたいなことがあるわけですよ。

これはいまオレがテキトーに考えたタイトルだから実在しないけどさ。

ただまあ、今回はそういう系のタイトルになっちゃったゲームを紹介。

「Dead Rain : 新しいゾンビ/ウイルス」の続編、「死の雨2」だぜ!

ココがWuah!「死の雨2」の魅力は、アップしたスピードとボリューム

「死の雨2」は、前作同様新種のゾンビウィルスに侵された人々を倒しながら、ゴール地点を目指す横スクロールアクション。

新種のゾンビウィルスってのは、いわゆるゾンビではなく、体から木が生えてきて、植物のクリーチャーになってしまうというウィルス。

これが「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のグルートみたいなかわいらしいクリーチャーだったらよかったんだが、あいにくそうじゃない。ホラーだしな!

本作では第一作目より大分症状が進行しているようで、お出ましになる木ゾンビどもは枝ぶりがいいし、舞台になっている場所も原生林かと思うほど緑でいっぱい

木ゾンビはびこるポストアポカリプスになったら、自然破壊の心配はなくなったっぽい。皮肉なもんだ。

で。ヌルヌルとスムーズなアニメーションで襲い掛かってきた前作と比べて、本作の木ゾンビはどうかってえと、若干ながらスピードがアップしているように思う。

しかも大量に出現する

なので、襲われる怖さ、焦りは前作以上だと感じた。

恐怖を売り文句にするほどの怖さではないが、ホラーゲームという銘に恥じない雰囲気は持っているように思う。

さらに、銃攻撃が爽快だ。

大量の木ゾンビどもを銃撃で木っ端みじんにしていくのが、気持ちよくないはずがない

テンポや敵ボリュームのアップによって、爽快感までアップしたようだ。

前作譲り!快適な操作で爽快なアクション

操作は前作同様、スライダーによって左右に移動、ジャンプボタン、攻撃ボタンといったボタンタップでアクションを行う。

ツルや、コケの生えた壁に捕まった場合、スライダーが上下移動可能なものに変化する。

ジャンプで障害物乗り越え、襲い来るゾンビは攻撃するという基本的なプレイも前作に近いが、ジャンプして撃たないと弱点に当たらない敵などが序盤から出現し、縦方向の撃ち分けが強調された印象だ。

ちなみにもちろん、前作の名物、ハンマーを使った壁破壊も登場するぞ。

また、育成要素とアイテムの収集要素も健在。

テンポが速くなった上、様々なアイテムを拾うようになったため、ハクスラ要素が強くなった印象だ。

植物のゾンビという独特の世界観に怖さと爽快感が加わり、本作ならではの方向へキッチリ進化した、できのよい続編だと思う。

前作未プレイでも、本作のビジュアルや世界観が気に入ったなら、プレイする価値アリだぞ。

基本情報

タイトル

死の雨2

デベロッパー

Tiny Devbox

配信会社

Tiny Devbox

対応ハード

iOS/Android

価格

【DeadRain:新しいゾンビウイルス】

この記事の作者

田中一広

ホラーゲーム作家。企画・シナリオ・グラフィック・楽曲・プログラムまでトータルでゲームを作る一方、ライターや講師としてゲームを伝える。もちろんゲーマーとして遊びもする人生ゲーム漬け野郎。妖怪博士。株式会社Wuah!地獄の代表取締役。

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