息をひそめて化け物をやり過ごす怖さ!船を舞台にしたホラーアドベンチャー「3Dホラーアドベンチャー:PanicShip」

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ハチって怖いじゃないですか。虫の、針持ってる、ブンブンブンって空飛ぶ、アレ。ハチミツは美味しいやつ。

遠くで飛んでいる時には近づかなきゃいいだけの話なんだけど、近くでブンブンブンってやられるのが厄介。

手で払おうとすると刺されるじゃん?

だからじーっと待っていないといけない。「あっち行け!」って願いながら。「オレは背景オブジェクトだからあたり判定ゼロだ。刺すんじゃない!」って祈りながら。

でも、そうやって動かないでいると、逆の蜂の野郎、止まったりすんのね。ふざけやがって。

ほいでもってますます動けない。怖い。

そんな怖さが味わえるのが、「3Dホラーアドベンチャー:Panic Ship」だ。

ココがWuah!「3Dホラーアドベンチャー:Panic Ship」の怖さは、クリーチャーをやりすごす怖さ

「3Dホラーアドベンチャー:Panic Ship」は、を舞台にしたホラーアドベンチャー。

乗っていた船が座礁し、命からがら別の旅客船へ乗り込むことができた主人公。

しかしその旅客船は、化け物どもの巣窟だったのだ!というのがストーリー。

出てくるのは、グーリアンと呼ばれるクリーチャー。

ヒルに手足がついたような造形で、こいつに触れるとゲームオーバーになる。

なので、やり過ごさなきゃいけない。

どうやってやり過ごせばいいのかというと、グーリアンによって異なる

グーリアンには、音に反応するタイプ光に反応するタイプ…などタイプがあり、要はグーリアンが反応することをしなきゃいい。つまり、じっとしてりゃいい

じっとしていると、グーリアンは一定時間で消える。まさしく蜂のようだ。

蜂はじっとしていると巣を作り出すかもしれないが、グーリアンはそんなことはない。そういう意味では蜂より怖くないかもしれない。いや、怖いか。

アイテムを手に入れ生き延びろ!

ゲームの目的は、生き延びること

グーリアンから逃げながら、一定時刻まで生き延びればいい。

それならじっとしたまま、時間が流れるのを待てばいいだけ…と思うかもしれない。

さすがにそういうわけにもいかない

指定時刻までに指定されたアイテムを集めることでエンディングが変化するという要素があるため、動かないというわけにはいかない。

これによって、動かなきゃいけないのにグーリアンが出現したせいで動けない、でも時間は過ぎていく…焦る!という局面も生まれている。

仮想パッドを使って自分で動くというシステムなので、脱出ゲーム/よりは複雑だが、本格的なサバイバルホラー/に比べると気軽にプレイできる。

ホラー脱出ゲームからのネクストステップとして、オススメなゲームだ。

基本情報

タイトル

3Dホラーアドベンチャー:Panic Ship

デベロッパー

ザイザックス株式会社

配信会社

ザイザックス株式会社

対応ハード

iOS/Android

価格

無料

【PanicShip】【アドベンチャー】

この記事の作者

田中一広

ホラーゲーム作家。企画・シナリオ・グラフィック・楽曲・プログラムまでトータルでゲームを作る一方、ライターや講師としてゲームを伝える。もちろんゲーマーとして遊びもする人生ゲーム漬け野郎。妖怪博士。株式会社Wuah!地獄の代表取締役。

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