脱出ゲーム「時限脱出ホラー・封印」リリースから10年

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オレと脱出ゲーム/とのかかわり合いは深い。ディープ!

「テンプレート式 脱出ゲームの作り方」という本を出しているくらいなので、それはもう深い。デプス!

そんなオレが、これまでに作った脱出ゲーム中で最も印象に残っている作品が「時限脱出ホラー・封印」

「時限脱出ホラー・封印」は、ガラケー向けの通信キャリア公式サイト(有料サービス)としてリリースしたので、長期間作り続けたのだけど、今年、2020年でリリースした年からかれこれ10年を数えることになる

そりゃあ印象に残るってもの!

ところが、そんなに印象に残るタイトルのはずなのに、オレったら昨年(2019年)の時点で、「時限脱出ホラー・封印」から10年…とか書いてました!印象に残っているハズが1年間違えてました!!

まあ、最初に企画着手した時から数えれば、10年経ってはいるのだけど…。

リリースした当初は、時間制限要素を持った脱出ゲームというのが見当たらなかったので、タイムリミットや心霊写真の収集、実績要素といったものを持たせた上ホラー専門ということで差別化したっけ…。

この企画、実は結構色んなハード向けにリリースしている。まず、GREEでソーシャルゲームとしてリリース!

その後、Tizen OS向けに移植するというお話をいただいて移植版を開発した。…えっ?Tizenって何って?Tizenってのは、iOSやAndroid OSの対抗馬、すなわち第3のOSとして作られたOS。本当はTizen Phoneなるスマホが発売される予定だったのだ!

しかしこの鳴り物入りのTizen、見事にポシャりやがった!結局日本でリリースされることはなかったのだ…。だからもちろん、Tizen OS向けの「時限脱出ホラー・封印」もお蔵入り…。

けど、その後もめげずにiOSアプリ向けとして移植。「時限脱出ホラー封印」iOS版は、ガラケー版の「時限脱出ホラー封印」から代表作といえるような13本のシナリオをよりぬき、BGMを追加してスマホナイズ。

さらにiOSアプリとして、外伝的作品「オトナリ -時限脱出ホラー・封印-」もリリース。「時限脱出ホラー封印」は、ストーリーとしては心霊ホラー的なものが多かったのだけど、「オトナリ -時限脱出ホラー・封印-」はサイコホラー。隣人とのトラブルをきっかけに起こる現象を描いた作品。現在配信中の「MOON RISE EFFECT(ムーンライズエフェクト)」に近い。

…そして2019年、ブラウザゲームとして「封印 -時限脱出ホラー-」をリリース…という流れ。ここまでで10年!

ちょっと残念なのが、「時限脱出ホラー・封印」については、現在プレイできる状況にないこと。…ただ、「時限脱出ホラー・封印」は100本近い脱出ゲームを公開していた。これが全部プレイできない。これはもったいない!プレイしてもらえないのは悲しいよアミーゴ!

そこで…「時限脱出ホラー・封印」をこのWuah.netで再配信することにしました!もちろん、ブラウザゲームとしてプレイできるよう、操作性などを改善しております。3月/中旬から配信開始予定。ご期待ください!

【封印-時限脱出ホラー-】【脱出ゲーム】

この記事の作者

田中一広

ホラーゲーム作家。企画・シナリオ・グラフィック・楽曲・プログラムまでトータルでゲームを作る一方、ライターや講師としてゲームを伝える。もちろんゲーマーとして遊びもする人生ゲーム漬け野郎。妖怪博士。株式会社Wuah!地獄の代表取締役。

この記事が含まれるコーナー

封印 -時限脱出ホラー-

徐々になくなる制限時間。段々と近づいていくる怪異。
焦燥感の中、恐怖から逃れることができるか…?
ホラー脱出ゲーム。

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