シミュレーションゲームだけど怖い!押し寄せるゾンビを頭脳プレイで跳ねのける「Zombicide:Tactics&Shotguns」

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「怖さ」って、ある程度ゲームジャンルで決まるところがあるよね。

アクションゲームとかFPSみたいに、プレイヤー自ら戦うみたいなシチュエーションだと、没入感も高いし怖さを感じやすい。

アドベンチャーゲームみたいにストーリーと演出で押すタイプのゲームジャンルは、ホラー映画に近い怖さがある。

けど、ウォーシミュレーションゲームだとか、カードゲームみたいなタイプだと、プレイヤーとゲームとの間が遠いからあまり怖くない。

プレイヤーとゲーム世界との間に、ブ厚い防弾ガラスが張られているような感じがする。

しかし、今日紹介するゲームはウォーシミュレーションゲームでありながら怖い。

「Zombicide: Tactics & Shotguns」だ。

ココがWuah!「Zombicide: Tactics & Shotguns」の怖さは、大量のゾンビ/から追い詰められる怖さ

「Zombicide: Tactics & Shotguns」は、ゾンビがまん延するポストアポカリプス世界で生き抜くウォーシミュレーションゲーム。

いわゆるターン制ストラテジーだ。

ゲームの目的はステージによって異なるけど、概ねゾンビの全滅特定アイテムの入手特定ポイントへの到達といったことが目的になる。

プレイヤーは、複数の生存者を操作し、目的達成を目指す。

生存者ができることは、マップの移動探索武器による攻撃。

いずれもアクションポイントを消費して行う。

本作で特徴的なのが、ゾンビの数!

何せ、生存者側は4名程度というドラクエ3のパーティーメンバーレベルの人数なのに対し、ゾンビは1ステージに40体とか登場する!

また、ゾンビ全滅以外が目的となっているステージでは、ゾンビの数は無限だ。

スポーンポイントから1ターン1匹ずつ、無限にゾンビが湧いてきやがる!

このため、ムダにターンを消費することはできない

そんなことしていたら圧倒いう間にゾンビに取り囲まれ、殺されてしまう。

効率よくプレイするためのポイントは、武器の特性を掴むこと。

武器ごとに、攻撃力が違うだけでなく、遠距離or近距離、単体攻撃or複数攻撃、、敵を選択できるorできないといった特性があるのだ。

また、武器によっては仲間にダメージを与えてしまうこともある。

どの武器のキャラクターからどう行動させるか?

ゾンビに囲まれるスリルと背中合わせの頭脳バトルがスリリングだ。

これがシミュレーションだ!じっくりやり込め

ウォーシミュレーションゲームならではの頭脳戦がしっかり楽しめる上、ゾンビゲーとしての怖さもちゃーんと味わえる。

なので、600円分の価値はバッチリあるゲームだと思う。

というか、ガチャでガンガン強化できちゃうと、この怖さは実現できなかっただろう。

ゾンビゲーム好きなら買って損のない作品だ。

基本情報

タイトル

Zombicide: Tactics & Shotguns

デベロッパー

Asmodee Digital

配信会社

Asmodee Digital

対応ハード

iOS/Android

価格

iOS

600円

【Zombicide】【ゾンビゲーム】

この記事の作者

田中一広

ホラーゲーム作家。企画・シナリオ・グラフィック・楽曲・プログラムまでトータルでゲームを作る一方、ライターや講師としてゲームを伝える。もちろんゲーマーとして遊びもする人生ゲーム漬け野郎。妖怪博士。株式会社Wuah!地獄の代表取締役。

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