月
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地球の衛星。
真っ暗な夜の空に輝くことから、日本においては美しいものとして捉えられることが多い。
夏目漱石が「月/がきれいですね」を「I love you.」の和訳としたことがその代表例。
けど、夏目漱石の件を抜きにしても、「あなたは月のようだ」という言葉を聞いて、けなされていると思う人は少ないのでは。
ただ、過去の西洋においては、「狂気の象徴」として捉えられていた。
たとえば狼男/が狼に姿を変えるのは、月の光を浴びたとき。
また、月の光を意味する Lunatic という単語は、狂気という意味を持っている。
これは、こうした逸話が生まれた時代は街灯のない時代。真っ暗な夜の空に輝く月の光は、人を惑わす怪しい光と見えたのではないかと言われている。
確かに、愛にしても狂気にしても、どっちにしろ人の心を惑わすもの…と言えるのかも!?