インディーゲーム
[投稿日:
インディーゲーム/とは、少人数で開発したゲームのこと。
インディペンデント・ゲーム(independent game)…つまり、 「独立系ゲーム」の略称で、大手企業の作るゲームに対し、少人数低予算で開発される。
「インディーズ」ともいわれるが、「インディーズゲーム」とは言わない。
少人数で作ればインディーゲームなので、日本における「同人ゲーム」、さらには「フリーゲーム」についても、広い意味では「インディーゲーム」に当てはまる。
ただし、厳密に見た場合「同人ゲーム」については、少人数で作っており、かつ「とらのあな」や「DLSite」などのストア、コミックマーケットなどの即売会に来る人達をターゲットとしたゲーム。「フリーゲーム」についても、個人が収益化を意識せずリリースしているゲーム…という細かなニュアンスの違いが存在している。
「インディーズゲーム」の多くは、一般的なゲームビジネスとして流通するゲームソフトを作っているため、基本的には収益化が前提。
このため、一般的なゲームとの差は単純に開発規模の差でしかない。
なので、企業体が開発するゲームであっても、小規模であれば「インディゲーム」とされる。
「じゃあどれくらいが小規模なんだよ」という話になるが、一説によると開発スタッフ20名以下らしい。
基本的に上記のような定義なので、インディーゲームだからと言って、内容的に一般的なゲームと比べて明確な差があるわけではない。
もちろん、開発規模が小さいため、MMORPGやオープンワールドゲームのように、大きな開発規模が要求されるゲームは作られにくい。
一方で、人員の少なさは開発期間でカバーすることもできるため、今後MMORPGやオープンワールドゲームといった作品がインディーゲームで絶対にリリースされることはないのかといえば、そんなこともないだろう。
ただ、おおむね開発規模に連動し、ゲーム内容もコンパクトなことが多い。
また、開発に関わる人員が少ない分、開発者の作家性が色濃く出ることも特徴。もちろんこれも、すべてのインディーゲームに当てはまるわけではないが、おおむね開発者の個性が大きく反映された、エッジの立った作品が多い。
ちなみに「Wuah!」のゲームは、ホラーゲーム作家/のかずぞう(田中一広)が一人で作っているので、インディーゲーム中のインディーゲームだと自負している。
キャラクターボイスこそお願いするものの、基本的にシナリオもグラフィックも音楽もプログラムも一人で制作。DIY/魂をさく裂させている。