閉鎖された豪華客船に現れる水棲クリーチャーの恐怖を描いた屈指の傑作!「バイオハザードリベレーションズ」
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「バイハザード」シリーズは4以降、TPS/スタイルを取り入れ、ホラー性よりアクションに寄せた作りとなっていった。
この傾向は「バイハザード6」まで続き、ナンバリング最新作の「バイハザード7」でホラー性重視に転換。
また、シリーズ最新作である「バイハザード RE:2」は2のリメイクであるため、探索重視になっている。
そんな中で、外伝として作られながらも、高いホラー性とアクション性を持った傑作が、「バイオハザード/ リベレーションズ」だ。
ココがWuah!「バイオハザード リベレーションズ」の怖さは、閉鎖された船の中に現れる水棲クリーチャーの恐怖
「バイオハザード リベレーションズ」は、ゲームの操作性こそ「バイハザード4」以降のTPS的な操作方法を引き継いでいるものの、アイテムを求めて閉鎖空間を行き来するという部分ではシリーズ一作目〜三作目に近いゲーム性を持った作品だ。
舞台となる場所は船。幽霊戦のように海洋上を漂う豪華客船「クイーン・ゼノビア」号だ。
「一方そのころ…」的な場面挿入によって別の場所が舞台になることがあるものの、メインは「クイーン・ゼノビア」号。
豪華客船ということで船内は広大。
さらに至るところが封鎖されており、探索し甲斐は十分だ。
そして本作におけるメインのクリーチャーは、バイオハザードでおなじみゾンビ/ではない。
「ウーズ」と呼ばれる存在だ。
このウーズ、ウィルスに感染して発症するという意味ではシリーズのゾンビと同様の存在なのだけど、外見は海洋生物と人間が混じったような姿。
海洋生物だけあって表面にぬめりがあり、できれば触りたくない。そしていかにも生臭そうだ。
本作が怖いのは、探索が重視される構成になったことや船という閉鎖空間も挙げられるが、ウーズというクリーチャーの影響も強い。
グロテスクな外見もさることながら、貝(の本体)やウミウシのように軟体なので、ダクトや排気口のようなところからでも出現する。
船という舞台においては、どこからでも出現するといっていい。
このため、探索中常にウーズの陰に怯えることになる。
これは明らかにゾンビというクリーチャーとは異なる、ウーズならではの怖さだろう。
アクションも秀逸!レイドモードが面白い
本作、ストーリーを語るメインのキャンペーンモード以外に、レイドモードと呼ばれるアクション特化型のモードも用意されている。
登場するクリーチャーを倒しながら専用ステージを駆け抜け、クリアすることで武器やキャラクターなどをアンロックしていくモードだ。
このモードは探索性ゼロ。より少ない弾丸でより手際よくいかに敵を倒すか?というモードなので、シリーズの中でも4〜6が好きという人はこのモードで欲望を満足させられるだろう。
キャンペーンモードでホラー性を、レイドモードでアクション性をたっぷり満足させてくれる本作は、そのクオリティだけならナンバリングに含めてもいいくらいの傑作だ。
「バイオハザード7」、「バイオハザード RE:2」をクリアしてしまってプレイするモノがない…という人は、本作に手を出せば間違いがないだろう。
Steam版
PS4版
XboxOne版
Switch版
基本情報
タイトル
バイオハザード リベレーションズ(Resident Evil Revelations)
デベロッパー
カプコン
配信会社
カプコン
対応ハード
PC/PS4/XboxOne/Switch
価格
Steam
2,990円
PS4
3,229円
XboxOne
3,002円