トガるとはこういうこと!昭和ジャパンでテキサス出身アメリカンヤクザが鬼や侍に変身して大暴れ!『COWBOY YAKUZA』
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Wuah![ワー!]は、オレの思うトガッたゲームや、トガったゲーム情報を配信していくWEBマガジンだと書いたけど、じゃあトガッたゲームとはどんなものか!?
そのひとつには、思わず「なんじゃこりゃ!」とのけぞる、カオティックな作品があると思う。
ゲームシステムが「なんじゃこりゃ!」だったり、世界観が「なんじゃこりゃ!」だったり。
フーッ!これまで観たこともない新鮮な感覚…。
たとえばそれは、『COWBOY YAKUZA』だ!
ココがWuah!『COWBOY YAKUZA』の魅力は、B級カオティックな世界観
『COWBOY YAKUZA』は、クォータービューのコンボ系アクションゲーム。
ボタン連打でコンボを繰り出し、敵を倒していく…というもので、ゲームシステム的には『龍が如く』に近い。RPGになった『龍が如く7』以前のね。
ただTPS/視点の『龍が如く』に対して、本作はクォータービュー。全方位シューターに近い視点だ。
とはいえ、バトルのプレイ感覚は『龍が如く』と思っていいだろう。
じゃあ何が「なんじゃこりゃ!」なのか?というと、戦闘中変身して、鬼や侍といった姿になれるのだ。
『COWBOY YAKUZA』というだけあって、主人公はテキサス生まれのアメリカ人なのだが、変身するといきなり平安っぽく…あるいは江戸っぽくチェンジ!
刀やこん棒で敵ヤクザを次々なぎ倒す…。
これをカオティックと表現せずして、何がカオティックか!
また、ゲームの流れも『龍が如く』ライクで、バトルだけプレイするタイプの作品ではない。
『龍が如く』のように箱庭ではないものの、ちゃんと街が用意されていて、会話シーンが存在している。
で、この会話には日本語と英語が入り乱れており、ここでもカオティック!
昭和っぽい街並みも本作ならではのアトモスフィアに繋がっているが、個人的にはチャプターの冒頭に挿入されるビジュアルが気に入った。
ヘタった紙のような…グランジっぽいデザイン!
クエンティン・タランティーノ&ロバート・ロドリゲスの『グラインドハウス』を思わせるデザインだ。
「B級ですよ!」「細かいことを考え出したらジ・エンドですよ!」「とにかく楽しんだモン勝ちですよ!」と訴えかけてきているかのよう。
このテイスト、嫌いじゃない…ううん、だいちゅき!
なお本作、開発には、『シルバー事件』を作った、あの須田剛一氏が応援参加しているらしい。
なるほど、それならこのカオティックな展開もよく分かる。
ちなみに本作は現時点ではアーリーアクセス版として提供されている。
ご存知の方も多いとは思うが、アーリーアクセス版というのは、未完成の段階でリリースし、プレイヤーの意見を聴きながら開発していくという手法。
つまり…未完の大器…!
それもあってか、主人公のポリゴンが欠けるだとか、アクションと音がズレるだとか、気になる部分もまだ残っている。
その辺も全部込みで「OK!その辺もB級っぽくてイーじゃないの!」という人は是非プレイしてみよう。
アーリーアクセス時の方が値段が安いから、お得にプレイできるしね。
基本情報
タイトル
COWBOY YAKUZA
デベロッパー
Active Gaming Media Inc.
配信会社
Active Gaming Media Inc.& Maple Whispering Co.,Ltd.
対応ハード
PC
価格
PC
1,010円(2020年3月/16日現在アーリーアクセス版)