怪異の過去に秘められたいわくへ切り込んでいく脱出ゲーム「脱出ゲーム:呪巣-零ノ章-」
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怪異は、実は怪異単体ではさほど怖くなかったりする。
どういうことか。たとえば、部屋の中で大きな音がしたとしよう。
部屋には自分以外誰もいない。だから、音などするはずがない。なのに音が鳴った。
さほど怖くないとは書いたけど、まあこれはこれで怖い。
けど、空耳かもしれないし、家の柱がきしんだのかもしれない。あるいは、立てかけておいた何かが倒れたのかもしれない。
誰もいなくとも、意外と音が鳴る原因は存在している。なので、すぐ冷静になれる。だから、さほど怖くない。
でも、「家が事故物件/で、過去にその部屋で自殺者が出ていた」なんていう“いわく”を知っていたらどうだろう?
怖さが段違いじゃないだろうか!?
そんな“いわく”に切り込むホラーゲームが、「脱出ゲーム/:呪巣 -零ノ章-」だ。
ココがWuah!「脱出ゲーム:呪巣 -零ノ章-」の魅力は、スマホの機能を活かした演出
「脱出ゲーム:呪巣 -零ノ章-」は、呪いの家を探索する脱出ゲーム。「脱出ゲーム:呪巣 -怨ノ章-」の続編だ。
続編ではあるが、時系列的には本作が過去の話となる。
舞台となる家は「脱出ゲーム:呪巣 -怨ノ章-」に出てくる家と同じ家。
つまり、あの家が呪いの家となった過程…“いわく”そのものが描かれるゲームなのだ。
物語は、主人公・哀の双子の姉、零が死んだところからはじまる。
零が死んだ後、父が死に、祖母も倒れ…と、家族に不幸なことが立て続けに発生。
そんな中、哀は姉の残したメモを発見。
そのメモには、嫌がらせをした祖母を呪う零の言葉が書かれていた…。
恐怖演出的には、「脱出ゲーム:呪巣 -怨ノ章-」に増して、スマホの仕組みを活かした恐怖演出が盛り込まれている。
バッテリーの残量の表示が出て、「あれ?」と思いきや、実はそれがゲーム内の恐怖演出だった…みたいなパターンだ。
思わず現実と錯覚してしまう恐怖演出は、B級ホラーっぽい怖面白さがある。
くまなくタップ!オーソドックスな脱出ゲーム
「脱出ゲーム:呪巣 -怨ノ章-」同様、本作も画面をタップして背景を探索し、手がかりやアイテムを手に入れていくというゲームシステムだ。
手に入れたアイテムは、画面上のアイテムボタンから選択し、使用することができる。
難度の高いパズルは登場しないので、ホラーアトラクションを楽しむつもりで画面をくまなくタップし、ゲームを進めよう。
「脱出ゲーム:呪巣 -怨ノ章-」をプレイして、Jホラー的な恐怖演出な演出が気に入った人なら、本作も間違いなく楽しめる。
どちらから先にプレイしてもイイが、「脱出ゲーム:呪巣 -怨ノ章-」からプレイした方が真相に迫るドキドキ感があってオススメだ。
基本情報
タイトル
脱出ゲーム:呪巣 -零ノ章-
デベロッパー
EDGES LLC.
配信会社
EDGES LLC.
対応ハード
iOS/Android
価格
iOS
120円